業界ニュース
鍵・錠前・スマートロック市場美和ロック(MIWA)が10月1日受注分から販売価格を改定——原材料の高止まりと半導体部品などの高騰が理由。9月に出した見積の「単価の見直し」と、受注済み案件の発注タイミングを今すぐ確認価格改定・10/1〜
美和ロックは9月1日付のお知らせで、原材料価格の高止まりに加え、半導体部品をはじめとする部材価格の高騰で製造コストが大きく上がったとして、2026年10月1日受注分から販売価格を改定すると発表しました。新しい価格表は同社サイトで公開されています(改定幅は品目ごとに異なるため、必ず価格表で確認してください)。
現場への影響:MIWAは玄関錠・シリンダー(U9・PRなど)や電気錠・電池式電子錠で採用の多いメーカーです。9月中に出した見積で、10月以降に発注する案件は仕入れ値が変わっている可能性があります。対策は、①見積書に有効期限を必ず書く、②受注済み案件は仕入れ価格を再確認する、③お客様には「メーカーの価格改定のため」と理由を添えて説明する、の3つ。半導体部品の値上がりは電気錠・電子錠に響きやすいので、電子錠の見積は特に注意しましょう。東京都内・横浜市・さいたま市などで補助金を使う案件は、領収書の型番・金額が見積とずれないよう気をつけてください。
なお、美和ロックと資本業務提携しているCANDY HOUSE(スマートロック「セサミ」)の代表は8月のインタビューで、美和ロックと共同開発した組み込み式のスマートロックを10月ごろ発売予定と話しています(発売日・仕様は公式発表で要確認)。
出典: 美和ロック|販売価格改定のお知らせ(2026年9月1日)/家電 Watch|100万ユーザー達成間近のスマートロック「セサミ」現在と今後を代表に聞いた(2026年8月5日)
「受注分から改定」とは、その日以降にメーカーが注文を受けた分から新しい価格になる、という意味。お客様と契約した日ではなく、当社がメーカー・代理店に発注した日で決まるので、発注を後回しにすると旧価格が使えなくなります。
住宅の鍵と防犯
侵入手口・補助錠・窓対策埼玉・久喜市で9月4日未明、家族が寝ている一戸建てに「鍵をかけていない勝手口」から侵入し現金を盗む被害——久喜署が9月11日に公表。管内では今年も「1階の窓ガラス割り」と「無締まり」が中心埼玉・久喜市
埼玉県警察 久喜警察署の「侵入窃盗発生情報」(2026年9月11日掲載)によると、9月4日(金)午前0時〜2時ごろ、久喜市久喜北1丁目の一戸建て住宅で、家族が就寝中に無締まり(鍵をかけていない)の勝手口から侵入され、現金が盗まれました。同署管内(久喜市・白岡市)では令和8年に入ってからも、1階の窓ガラスを割って侵入する手口(菖蒲町・南2丁目など)と、無締まりの窓・玄関から入る手口がくり返し起きています。署は「玄関や窓等を確実に施錠する」「補助錠や防犯フィルム等を取り付ける」「センサーライトを設置する」よう呼びかけています。
注目は就寝中の被害が多いこと。夜は勝手口や1階の窓の閉め忘れに気づきにくく、家の人がいる時間の侵入は、鉢合わせすると強盗に変わる危険もあります。現場での提案は、①勝手口に補助錠(ワンドア・ツーロック)、②1階の窓に窓用補助錠+防犯フィルム(割られても手を入れにくく、開けにくくする)、③裏手に人感センサーライトの3点。隣の春日部市では、まさにこの3点に使える市の補助金(下の「お客様が使える補助金」)が受付中です。春日部市・越谷市・さいたま市のお客様から玄関の鍵交換を頼まれたら「勝手口と1階の窓もご一緒に見ましょうか」と一言添えましょう。
出典: 埼玉県警察 久喜警察署|侵入窃盗発生情報(9月9日更新・2026年9月11日掲載)
忍込み(しのびこみ)とは、家の人が寝ている夜間に侵入して盗む手口のこと。留守中の「空き巣」、起きて家にいる時の「居空き(いあき)」と並ぶ住宅侵入窃盗の3分類のひとつです。夜に開けっぱなしになりがちな勝手口・窓の対策が効きます。
防犯カメラ・入退室
製品・技術・導入事例AZxが「侵入したその場で音と光で警告」するAI防犯カメラ2機種を10月1日に受注開始——人と車両を見分けてサイレン+フラッシュ、SIM内蔵で回線工事なし、電源のない現場向けにソーラーパッケージも新製品・法人向け
PR TIMES(10月1日)によると、エムケー精工グループの株式会社AZx(東京都千代田区)は、固定式の単焦点カメラ「MF2A」と、首振り・ズームができるPTZカメラ「MP2A」を10月1日から受注開始しました。主な特長は、①AIが人と車両を見分けて検知し、サイレン音・フラッシュ光で自動警告(スマホアプリから声かけも可能)、②通信SIM内蔵(NTTドコモ回線)で、電源をつなぐだけで遠隔監視を始められる、③コンセントのない現場向けにソーラー電源パッケージ(MF2AD・MP2AD)も用意、④400万画素・防塵防水IP66、本体に約17日分を録画——の4点。提供はレンタルで、月額7,000円(税抜)〜、最低利用期間は1か月からです。
背景にあるのは、建設現場の金属資材・重機や、収穫期の果物の盗難。これまでの防犯カメラは「盗まれた後に映像を確認する」使い方が中心でしたが、「入ってきた瞬間に音と光で追い払う」抑止型が増えています。法人・農家のお客様から資材置き場・駐車場・倉庫の相談を受けたら、①電源とネット回線はあるか、②常設か期間限定か、③夜間の照明はあるか、を聞き取ると、買い取り設置かレンタルかの提案がしやすくなります。愛知・静岡の農地や、埼玉・神奈川の資材置き場など、広い屋外の相談で役立つ知識です。
出典: PR TIMES|株式会社AZx「盗まれる前に、その場で警告!AI検知と自動警告(音・光)を備えた防犯カメラを新発売」(2026年10月1日)
PTZカメラとは、Pan(パン=左右の首振り)・Tilt(チルト=上下の首振り)・Zoom(ズーム)の頭文字をとったカメラのこと。遠隔操作で向きと拡大を変えられ、1台で広い範囲を見られる反面、「今向いていない方向」は映らないので、固定カメラとの組み合わせが基本です。
車のスマートキー登録ウォッチ
重点 他社事例・使用機械・対応可否他社事例(秋田):令和6年式トヨタ ヤリスクロスのスマートキー全紛失——ディーラーなら車側のコンピュータ交換になるところ、交換なしで新しいキーを登録。在庫していた中古スマートキーで費用と日数を圧縮トヨタ・全紛失
秋田県の車専門の鍵屋「秋田イモビサービス」の作業ブログによると、業者からの依頼で令和6年式のトヨタ ヤリスクロスのスマートキー全紛失(オールキーロスト)に対応しました。まずスマートキーに内蔵されているエマージェンシーキー(金属の鍵)を作り、その後車側のコンピュータを交換せずに新しいスマートキーを登録してエンジン始動を確認しています。同社は「この車でスマートキーをすべてなくすと、ディーラーでは車側のコンピュータをいくつか新品に交換する必要があり、費用も日数もかかる」と説明。登録したのは同社が在庫していた中古スマートキーでした(使用機材名・作業時間・料金は非公開)。別の記事では、ヤリス系の中古スマートキーは「初期化せずに登録する方法」のため現車が必要で、キーだけの郵送対応はできないとしています。
ポイントは、①新しいトヨタ車でも「コンピュータ交換なし」で復旧できる車種があること、②キー本体(新品・中古)の在庫が即日対応を左右すること。ヤリス/ヤリスクロスは東海・関東どちらでも台数の多い売れ筋です。
当社の対応可否:令和6年式ヤリスクロスの全紛失は、最新トヨタ車対応のキープログラマー(診断機)+非破壊解錠工具+キーカッター(エマージェンシーキー作製用)と、適合するスマートキー(新品または中古)の在庫がそろえば現地対応を検討できる範囲。ただし同じ車名でも年式・グレードで仕様が変わるため、受付時に車検証の初度登録年月・型式の写真をもらい、適合を確認してから出動します。中古キーを使う場合は「中古品であること」「保証の範囲」を見積の時点ではっきり伝えましょう。名古屋市・浜松市・東京都内・さいたま市、どこからの問い合わせでも同じ聞き取りを徹底します。
出典: 秋田イモビサービス作業ブログ|令和6年 トヨタ ヤリスクロス スマートキー紛失復旧(2025年4月26日)/同|令和5年 トヨタ ヤリスクロス 中古スマートキー追加登録
エマージェンシーキーとは、スマートキーの中に収納されている小さな金属の鍵のこと。電池切れのときにドアを開けるためのもので、全紛失の作業ではまずこれを鍵穴から読み取って作り(ドアを開け)、その後に電子的な登録作業へ進みます。
展示会・イベント情報
防犯・セキュリティ関連の展示会「Security Days Fall 2026」東京会場は10月21日(水)〜23日(金)高輪、名古屋会場は10月28日(水)〜29日(木)名駅のJPタワー名古屋。入場無料・事前登録制。ネットにつながる防犯カメラ・電気錠の"サイバー対策"を学ぶ場展示会・10/21〜
窓の杜(10月1日)によると、ナノオプト・メディアが主催するサイバーセキュリティ専門の展示会&セミナー「Security Days Fall 2026」が全国5会場で開かれます。東京会場:10月21日(水)〜23日(金)、TAKANAWA GATEWAY Convention Center(港区高輪)、名古屋会場:10月28日(水)〜29日(木)、JPタワー名古屋 ホール&カンファレンス(KITTE 3F)。ほかに札幌(10/7)・大阪(10/14)・福岡(10/16)でも開催。入場は無料、事前の来場登録が必要で、セミナーの内容は会場ごとに異なります。
見どころ(鍵・防犯業の視点):テーマはサイバー攻撃対策ですが、ネットにつながる防犯カメラ・録画機・入退室管理・クラウド型の電気錠やスマートロックは、乗っ取りや映像の流出を防ぐ設定が欠かせません(自治体の防犯カメラ補助金でも、パスワード変更などのセキュリティ設定を条件にしている例があります)。法人客から「カメラやスマートロックをネットにつないで大丈夫?」と聞かれたときに答えられるよう、東京会場は港区・品川方面の現場の合間に、名古屋会場は名古屋駅直結なので東海エリアの社員が半日で回れます。
出典: 窓の杜|サイバーセキュリティ特化の展示会&セミナー「Security Days Fall 2026」の開催迫る!(2026年10月1日)/Security Days 公式サイト
IoT機器とは、インターネットにつながる家電や設備のこと(Internet of Things=モノのインターネット)。防犯カメラ・スマートロック・インターホンもIoT機器で、初期パスワードのまま使うと外から操作されるおそれがあるため、設置時にパスワード変更とファームウェア(本体ソフト)の更新をセットで行うのが基本です。
お客様が使える補助金・助成金
防犯カメラ・電子錠・スマートロック等/対応エリア(愛知・岐阜・三重・静岡・東京・神奈川・埼玉)【埼玉・受付中】春日部市「家庭用防犯対策機器購入補助金」——補助錠・防犯フィルム・屋外センサーライト・センサーアラームの購入・設置費の1/2、上限2万円。申請は令和8年11月30日(月)消印有効まで。※必ず「購入・契約の前」に申請が必要締切:R8/11/30
対象者:申請時に春日部市に住民登録があり、機器を設置する市内の自宅に住んでいる(または住む予定の)人。1世帯1回限り、前年度までの市税の滞納がないこと。借家の場合は所有者の同意書が必要(この場合は郵送か窓口で申請)。対象機器(屋外からの侵入防止が目的のもの):補助錠(主錠とは別に玄関ドアや窓枠に付けるもの)、防犯フィルム(割れにくくするもの)、屋外用センサーライト、センサーアラーム。新品・自分で継続使用するもので、令和8年12月31日(木)までに設置完了すること。補助額:購入・設置費(税抜)の2分の1、上限20,000円(千円未満切り捨て、複数品目の合算可)。申請期間:令和8年4月16日〜11月30日(月)消印有効。予算額を超えると受付終了(同じ日に予算を超えた分は抽選)。申請は電子申請・郵送・窓口(市役所本庁舎3階 くらしの安全課)。
要注意:①交付決定の前に購入・契約すると対象外(見積書・カタログの写し・設置場所の写真を付けて先に申請し、約1か月後の決定通知を待ってから工事)、②防犯カメラは対象外(センサーライト付き・アラーム付きのカメラも対象外)、③玄関の主錠の交換は対象外、サムターンガードも対象外、④飛散防止・遮熱・UVカットだけのフィルムは対象外、⑤設置後の実績報告は令和9年1月29日(金)までで、領収書が必須(適格請求書・納品書・支払明細は不可)+内訳と設置後の写真、⑥他の補助制度との併用は不可、店舗・事業所は対象外(店舗兼住宅は対象)。
営業トーク例:「春日部市にお住まいなら、勝手口や窓に補助錠を付けたり、窓に防犯フィルムを貼る費用の半分、最大2万円が市から出ます。たとえば1階の窓4か所に補助錠と防犯フィルムで税抜4万円なら、2万円が戻ります。ただし工事のご契約の前に市への申請が必要なので、まず当社がお見積書(内訳入り)とカタログの写しをご用意します。決定通知が届いたら工事に伺います」。決定まで約1か月、設置期限が12月31日なので、10月中の申請をおすすめしましょう。
出典: 春日部市|家庭用防犯対策機器購入補助金について(2026年7月16日更新)
※補助金は年度・締切・予算枠で内容が変わります。申請前に必ず最新の要綱を確認してください(春日部市 くらしの安全課 交通防犯担当 048-736-1126)。
自社が使えそうな補助金・助成金
設備投資・IT導入・省力化・販路開拓など(事業者向け)【受付中・締切10/30】デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金)通常枠 6次締切——2026年10月30日(金)17:00。受付・顧客管理・見積請求などのソフト導入費を1/2(条件により2/3)補助、最大450万円。交付決定は12月10日予定締切:10/30 17:00
デジタル化・AI導入補助金事務局の事業スケジュールによると、通常枠の6次締切は2026年10月30日(金)17:00、交付決定日は12月10日(木)予定、事業実施・実績報告の期限は2027年5月31日(月)17:00(予定)です。7次以降の日程は「確定次第公表」とされ、まだ出ていません。補助率は1/2以内(最低賃金近くで雇う従業員が一定割合以上いる場合は2/3以内)、補助額は1プロセス以上で5万円以上150万円未満、4プロセス以上で150万円以上450万円以下。対象はソフトウェア購入費・クラウド利用料(最大2年分)が必須で、導入設定・研修・保守サポートなどの役務も対象です。申請はIT導入支援事業者(ベンダー)と一緒に行い、GビズIDプライムが必要です。同じ締切でセキュリティ対策推進枠・インボイス枠もあります。
鍵・防犯業での使い道の例:電話受付〜配車〜見積〜請求〜顧客履歴を一元管理するクラウドシステム(「顧客対応・販売支援」「決済・債権債務」などのプロセスにあたる)、作業写真と報告書をスマホで作れるアプリなど。東海と関東の拠点で「どのスマートキーの在庫がどこにあるか」を共有できる在庫管理(「供給・在庫・物流」プロセス)も候補です。登録済みのITツールしか対象にならないため、まず導入したいソフトが事務局に登録されているかをベンダーに確認してください。締切まで約4週間なので、間に合わない場合は7次の公表を待ちつつ、GビズIDとベンダー選びを先に進めるのが現実的です。
出典: デジタル化・AI導入補助金2026|事業スケジュール/同|通常枠(補助率・補助額)/中小企業庁|デジタル化・AI導入補助金2026の公募要領を公開しました(2026年3月10日)
※公募期間・要件は変わります。申請前に必ず最新の公募要領(2026年8月28日更新版)を確認してください(デジタル化・AI導入補助金事務局 0570-666-376)。
💪 自社の強みが活きるポイント
今日の強み=②「防犯カメラのプロの子会社がある」。 今日は、AIで侵入者を見分けてその場で音と光で警告するカメラの新製品と、ネットにつながる機器のサイバー対策の展示会が重なりました。防犯カメラは「付ければ終わり」ではなく、電源・回線・録画日数・夜間の映り・パスワード設定まで設計しないと、いざという時に役に立ちません。一方、春日部市の補助金のようにカメラは対象外で、補助錠・防犯フィルム・センサーライトだけが対象という制度もあります。当社なら、補助金の対象になる補助錠・フィルムは当社社員が施工し、カメラは専門の子会社が設計・設置・セキュリティ設定まで担当する、という分担でまとめて提案できます。久喜市のような夜間の侵入が続く埼玉県東部(春日部市・越谷市)や、資材置き場の多い横浜市・川崎市の法人客には「鍵と窓は補助金で、カメラはプロの子会社で」と一言でまとめて伝えましょう。
📝 今日のひとこと学習メモ
補助金の「事前申請型」と「事後申請型」:事前申請型は、工事の契約・購入の前に申請して「交付決定」をもらってから工事するタイプ(今日の春日部市が該当。順番を間違えると1円も出ません)。事後申請型は、工事が終わってから領収書を付けて申請するタイプ(9月30日号の足立区・練馬区など)。お客様から補助金の相談を受けたら、まず「工事の前に申請が必要な制度ですか?」を市区町村のページで確認するのが鉄則です。事前申請型なら、当社は内訳入りの見積書とカタログの写しを先に用意して、決定通知が届いてから工事日を決めます。