🔐アイルロック デイリー情報

2026年10月30日(金) | 業界ニュース・トレンド・経営/法律・話題 自動収集レポート

🏠

住宅の鍵と防犯

侵入手口・補助錠・窓対策
【埼玉・川越市】家の人が寝ている夜中に1階の窓ガラスを割られ、バッグなどを盗まれる「忍込み」——川越警察署が注意喚起。補助錠・防犯フィルム・センサーライトの設置を呼びかけ。「鍵をかけた窓」でも割られれば開く、が今回のポイント関東・忍込み

埼玉県警・川越警察署によると、10月19日(月)午前1時ころ〜午前8時ころの間に、川越市大字南田島の一戸建て住宅で、家の人が就寝中に1階の窓ガラスが割られ、住宅内からバッグなどが盗まれる被害がありました。同署は被害防止のため、補助錠や防犯フィルムなどを取り付けること、センサーライトを設置することを呼びかけ、不審者を見かけたらすぐ110番通報するよう求めています(10月23日更新)。

現場目線では、10/28号で紹介した熊谷市の事例は「鍵をかけていない窓」からの侵入でしたが、今回はガラスを割って入られています。つまり「窓を閉めて鍵をかける」だけでは足りず、割られてもすぐには開けられない工夫が必要です。提案の順番は、①窓の上下に補助錠(ガラスを割ってクレセントを回しても、もう1か所ロックが残る)②ガラスに防犯フィルム(割れても穴が広がりにくく、時間を稼げる)③庭・勝手口側にセンサーライト、の3点セット。川越市・さいたま市・川口市など埼玉の戸建てのお客様には、玄関の点検のついでに「1階の窓、何か所ありますか?」と一言聞くだけで提案につながります。

出典: 埼玉県警察 川越警察署「侵入窃盗(忍込み)の発生について(10月19日)」

忍込み(しのびこみ)とは、家の人が夜に寝ている間に入る侵入盗のこと。留守中に入る「空き巣」、食事中など起きている時間に入る「居空き(いあき)」と区別されます。人と鉢合わせしやすく、強盗に変わる危険があるのが特徴です。

📹

防犯カメラ・入退室

製品・技術・導入事例
セキュア×リコージャパンが顔認証の入退室管理を定額サブスクで販売開始(10月29日)——「1扉1台」「1扉2台」単位で、条件を満たせば現地調査なしの定額施工・約1か月で運用開始。「入口だけ」「サーバー室だけ」の小さな導入がしやすく顔認証・入退室

株式会社セキュア(東京都新宿区)は10月29日、リコージャパンと組んだクラウド型の顔認証入退室管理「SECURE AC Cloud サブスク for RICOH」を、同日からリコージャパン経由で販売開始したと発表しました。セキュアのクラウド型入退室管理に顔認証デバイスと保守サービスをまとめたもので、「1扉1台」「1扉2台」を基本単位に、リコージャパンが定める設置条件を満たせば現地調査不要の定額施工ができ、約1か月で運用を始められるとしています。料金は機器一式・クラウド・保証込みの定額で、買い切りより初期費用を抑えられるのが特徴です。背景として、取引先から求められるセキュリティ評価(SCS評価制度など)で入退室管理が要求事項になるケースが増えていることを挙げています。

現場目線では、「顔認証を付けたいが、見積もりに数か月かかるなら諦める」という中小企業の声に応えた商品です。ただし、顔認証端末が「開けてよい」と判断しても、実際に扉を開け閉めするのは電気錠。既存のドアに電気錠が付いていない、配線ルートがない、自動ドアとの連動が必要、といった現場では「定額の条件」から外れることも多いはずです。法人のお客様から「顔認証のサブスクを検討している」と聞いたら、①どの扉に付けるか ②今の錠前が電気錠に対応できるか ③停電時・非常時に内側から開くか、の3点を先に確認し、扉まわりの電気錠工事は当社という形で一緒に入れるか相談しましょう。名古屋市や東京23区のオフィス・小さな工場が狙い目です。

出典: PR TIMES(株式会社セキュア 2026年10月29日)

サブスク(サブスクリプション)とは、機器を買い取らずに毎月決まった料金を払って使う契約のこと。初期費用が小さい代わりに、長く使うと買い取りより合計が高くなる場合もあるので、契約年数と総額で比べるのがコツです。

🚗🔑

車のスマートキー登録ウォッチ

重点 他社事例・使用機械・対応可否
他社事例(広島の出張鍵屋):トヨタ 現行80系ハリアー(AXUH80・2024年式)のスマートキー追加登録——パワーバックドア対応のキーを登録し、非常用メカニカルキーもその場で複製。同社は日産 キックス(P15)の全紛失も約30分で現地復旧トヨタ・日産

広島市の出張鍵屋が10月27日に公開した作業事例によると、納車時にスペアキーが付いていなかった2024年式ハリアー(AXUH80)のお客様から依頼を受け、パワーバックドアの操作に対応したスマートキーを追加登録し、キーの中に入っている非常用のメカニカルキーもその場で複製して、当日中に引き渡したとのことです。同社は9月にも、日産キックス(P15型・2020年式)で鍵が1本もない状態(全紛失)から、①運転席の鍵穴をピッキングで解錠 ②車内のOBD端子に登録機をつないでインテリジェントキーを登録 ③解錠時に読み取った段差からメカニカルキーを復元、の流れで、作業開始からおおよそ30分で復旧した事例を紹介しています。どちらもレッカーやディーラー入庫なしの現地完結です。

自社での対応:ハリアー80系は新車5年以内の重点車種。必要機材はトヨタ新世代対応の登録機(診断機)+内溝キー対応のキーカッティングマシン、そしてグレード・装備に合ったスマートキーの在庫(今回のようにパワーバックドアのボタン付きかで品番が変わるので、受付で車検証の型式・年式と「キーのボタンの数」を聞くのがコツ)。キックスP15の全紛失も、日産対応の登録機+解錠工具があれば対応範囲です。名古屋市・浜松市などトヨタ車の多い東海エリアはもちろん、関東(横浜市・さいたま市など)でも、「スペアがないまま乗っている」お客様への予備キー作製の提案は、全紛失になる前の安心材料として有効です。

出典: 鍵屋アドロック「ハリアー スペアキー作製」(2026年10月27日)/同「日産キックスのスマートキー紛失」(2026年9月2日)

OBD端子とは、運転席の足元あたりにある車の故障診断用の差し込み口のこと。ここに登録機(診断機)をつなぐと、車のコンピューターに新しいスマートキーを覚えさせることができます。

🎪

展示会・イベント情報

防犯・セキュリティ関連の展示会
【名古屋】「メッセナゴヤ2026」は11月11日(水)〜13日(金)・ポートメッセなごや第1展示館——入場無料、出展は約800社・団体の見込み。防犯専門展ではないが、地元の工場・店舗・管理会社とつながれる異業種交流展展示会・名古屋

名古屋商工会議所の発表(2026年8月4日)によると、日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ2026」は11月11日(水)〜13日(金)の3日間、ポートメッセなごや第1展示館(名古屋市港区)で開かれます。主催は愛知県・名古屋市・名古屋商工会議所などでつくる実行委員会で、出展は801社・団体(967小間)の見込み、目標入場者数は5万人、入場無料です。来場登録は公式サイトから行います。

見どころと参加のしかた:防犯機器の専門展ではありませんが、東海エリアの製造業・小売・建設・ビル管理会社が一度に集まるので、上の顔認証の話題のような「入退室管理・防犯カメラ・電気錠」を必要とする法人と出会える場です。若手は半日だけ行き、セキュリティ・設備系のブースで「どんな扉・錠前とつながっているか」をメモしてくると勉強になります。春の大型専門展はSECURITY SHOW 2027(2027年3月2日〜5日・東京ビッグサイト)なので、関東の担当はそちらを予定に入れておきましょう。

出典: 名古屋商工会議所 ニュースリリース(2026年8月4日・PDF)

💰

お客様が使える補助金・助成金

防犯カメラ・電子錠・スマートロック等/対応エリア(愛知・岐阜・三重・静岡・東京・神奈川・埼玉)
【東京・板橋区/受付中】「防犯機器等購入緊急補助事業(令和8年度)」——費用の3/4・上限3万円。防犯カメラ・カメラ付きインターホン・防犯性の高い錠・補助錠・面格子・防犯フィルムなど、専門業者の設置工事費も対象。申請は令和9年2月28日まで(予算到達で終了)締切:R9/2/28

対象者:申請日に板橋区に住民登録があり、その住所に住む世帯主またはこれに準ずる方。戸建て・共同住宅(賃貸を含む)どちらも可(賃貸は貸主・管理者の同意が必要)。1世帯1回のみで、令和7年度に同じ補助(都内の他自治体の同様の補助を含む)を受けた世帯は対象外。対象品目:防犯カメラ、カメラ付きインターホン、防犯性の高い錠、補助錠、面格子、センサーライト、センサーアラーム、防犯フィルム、防犯ガラス、防犯砂利など。令和8年4月1日以降に購入・設置したもので、複数品目の合算OK、専門業者による設置工事費も対象です。補助額:購入・設置費用(税込)の3/4、上限30,000円(千円未満切り捨て)。区の計算例では「防犯性の高い錠20,000円+工事費5,000円 → 18,000円補助」となっています。申請期間:令和8年6月1日〜令和9年2月28日(日)(オンライン・郵送〔消印有効〕。窓口は2月26日まで)。

要注意:①スマートロックなど「便利さを上げる機器」は対象外 ②防犯カメラ・センサーライトは屋外設置用のみ(室内の見守りカメラは不可)③フリマアプリでの購入・個人売買は対象外 ④撤去・移設費、配送料、リサイクル料は対象外(交換の場合、古い錠の撤去費は対象にならない点に注意)⑤設置後の写真(施工場所と取り付けた機器が分かるもの)、領収証、本人確認書類が必要 ⑥申請者・領収証の宛名・振込口座の名義をそろえる ⑦店舗・事務所部分は対象外。

営業トーク例:「板橋区にお住まいなら、鍵の交換や補助錠の取り付け費用の4分の3、最大3万円が区から戻ります。たとえば工事費込み4万円の工事なら3万円が戻って、実質1万円です。工事費も対象なので、プロに付けてもらう方がお得になりやすい制度です。品目と工事費を分けた領収証と、取り付け後の写真はこちらでご用意しますので、オンラインでそのまま申請できます。受付は来年2月末までですが、予算がなくなると早く終わるのでお早めに」。

出典: 板橋区公式「防犯機器等の購入・設置費用の一部を補助しています」(2026年6月23日更新)

※補助金は年度・締切・予算枠で内容が変わります。申請前に必ず最新の公募要項を確認してください。

【愛知・安城市/受付中】「防犯用具購入費補助金(令和8年度)」——購入・設置費の1/2・上限1万6千円。ディンプルキーの錠、オートロック・テンキー・生体認証の電子錠、窓用補助錠、サムターンカバー、カメラ付きインターホンなど。購入後の申請でOK、令和8年度購入分は令和9年3月31日まで締切:R9/3/31

対象者:申請日に安城市内に住所がある個人。1世帯1回限りで、過去にこの補助を受けた世帯は対象外です。対象:令和8年4月1日以降に購入し、住民登録のある自宅(または自家用車)に設置した新品の防犯用具。住宅では、防犯対策効果のある錠(ディンプルキーなら対象。電子錠は「オートロック」「生体認証」「テンキー」のいずれかの機能があるもの)、補助錠(窓用のみ)、サムターンカバー・ガードプレート、カメラ付きインターホン(モニター単体は不可)、屋外用センサーライト、門灯、防犯ガラス・防犯フィルム、窓用格子、防犯砂利など。自動車ではハンドルロックやタイヤロックなども対象です。補助額:購入・設置費用(税込)の1/2、上限16,000円(千円未満切り捨て、複数品目の合算可)。申請:購入・設置した後に市役所市民安全課へ窓口または郵送。購入した年度内の申請が必要で、令和8年度購入分は令和9年3月31日(郵送も必着)まで。予算上限に達すると年度途中で終了する可能性があります。

要注意:①防犯カメラは対象外(センサーライト付きカメラも不可)②領収証に「購入者名・日付・品名(品番)・店名」と、商品代と設置費の内訳が必要(法人名義の購入・法人カードは不可)③割引・クーポン・ポイント分は対象額から除く ④中古・個人売買は不可 ⑤補助錠は窓用のみ(玄関の補助錠は「防犯対策効果のある錠」側の条件で判断)。

営業トーク例(安城市のお客様向け):「安城市では、ディンプルキーへの交換や、テンキー・オートロック付きの電子錠の費用の半分、最大1万6千円が市から戻ります。工事費込み3万2千円なら1万6千円が戻ります。先に工事をして、あとから申請できるので、今日このまま交換しても大丈夫です。市が求める品番と、部品代・工事代を分けた領収証をお作りしますね。窓が気になる方は、窓用補助錠も一緒に対象になります」。※本制度は「電子錠」も対象に入っているのが特徴で、当社の電子錠施工の強みと相性が良い制度です。

出典: 安城市公式「防犯用具購入費補助金」(2026年9月3日更新)

※補助金は年度・締切・予算枠で内容が変わります。申請前に必ず最新の公募要項を確認してください。なお静岡県(浜松市・磐田市・掛川市・焼津市・静岡市)は、今回の確認で受付中の住宅向け制度は見当たりませんでした。

🏢

自社が使えそうな補助金・助成金

設備投資・IT導入・省力化・販路開拓など(事業者向け)
「デジタル化・AI導入補助金2026」(旧IT導入補助金)——6次締切は本日10月30日(金)17:00(交付決定は12月10日予定)。次の7次は12月1日(火)17:00締切と報じられており、受付・予約・顧客管理などのITツール導入に使える次回:12/1(要確認)

中小企業庁・事務局の公式スケジュールによると、6次締切分は2026年10月30日(金)17:00(通常枠・インボイス枠・セキュリティ対策推進枠)、交付決定は12月10日(木)予定、事業の実施と実績報告の期限は2027年5月31日(月)17:00(予定)です。事務局のスケジュールページには7次・8次締切分の枠も設けられており、創業手帳の報道(9月1日)では7次締切は2026年12月1日(火)17:00とされています(日付は事務局の公式スケジュールで要確認)。対象:労働生産性の向上のために事務局に登録されたITツール(ソフトウェア・クラウドサービス等、AIを含む)を導入する中小企業・小規模事業者。IT導入支援事業者(販売会社)との共同申請で、GビズIDプライムの取得が必要です。補助率・上限は枠ごとに異なるため公募要領で要確認。

使い道の考え方:当社なら、24時間の受付・出動管理(どの社員がどこにいるか)、見積もり・請求の電子化、顧客台帳など、東海〜関東の広いエリアを自社社員で回すための業務ツールが候補です。今から6次は間に合わないので、7次(12月1日)を目標に、11月中に販売会社とツールを決めてGビズIDを用意するのが現実的。交付決定前に契約・購入したものは対象外なので、先走って買わないよう注意しましょう。

出典: 中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金2026の公募要領を公開しました」/事務局「事業スケジュール」/創業手帳(2026年9月1日)

GビズIDとは、国の補助金などをネットで申請するための事業者用の共通ログインIDのこと。発行まで日数がかかることがあるので、補助金を考え始めたら最初に取っておくのが鉄則です。
※公募期間・要件は変わります。申請前に必ず最新の公募要項を確認してください。

💪 自社の強みが活きるポイント

③電気錠・電子錠の高い技術 × 「顔認証サブスク」でも最後に扉を開けるのは電気錠セキュアとリコージャパンの顔認証サブスクのように、入退室管理は「定額・短期間で導入」の方向に進んでいます。ただし定額で済むのは設置条件に合う扉だけで、実際の現場では電気錠が付いていない古い扉、配線が通せない扉、自動ドアや非常口との連動など、条件から外れる扉が必ず出てきます。そこで必要になるのが、錠前・扉の構造まで分かったうえで電気錠を付けられる施工力です。当社は電気錠・電子錠の施工に強いので、顔認証や入退室管理を検討する法人に対し「扉側の工事は当社で」と提案でき、システム会社とも組みやすい立場にあります。安城市の補助金のように電子錠(テンキー・オートロック)が対象に入る制度も出てきているので、住宅では「補助金を使って電子錠へ」、法人では「顔認証の扉まわりを当社で」と、名古屋市・安城市などの東海でも、東京23区・さいたま市などの関東でも、“扉と錠前のプロ”として一言添えましょう。

📝 今日のひとこと学習メモ

「通電時施錠」と「通電時解錠」——電気錠は“停電したらどうなるか”で2種類に分かれる。電気錠には、①電気が流れている間は鍵がかかっていて、停電すると開くタイプ(通電時施錠=停電時解錠。避難を優先したい扉向き)と、②電気が流れている間は開いていて、停電すると鍵がかかるタイプ(通電時解錠=停電時施錠。防犯を優先したい扉向き)があります。今日の顔認証の話のように法人の入退室管理を考えるときは、「その扉は、停電したら開いていてほしい?閉まっていてほしい?」をお客様に必ず聞きましょう。非常口は①、金庫室やサーバー室は②が基本ですが、②でも内側からは必ず手で開けられるようにしておくのが安全の鉄則です。